【Salesforce】ルックアップ検索条件とは?使用例や設定方法について解説!
2024.11.12
その際、全てのデータの中から対象のレコードを探し出すのは大変ですよね。入力規則を使用した選択値の制限も可能ではありますが、入力規則では「保存」ボタンを押下するまで有効/無効レコードを判定することができず、無駄な操作が増えてしまいます。
そんなとき、ルックアップ検索条件を使用すれば、絞り込まれたリストの中から簡単に対象のレコードを探し出すことができます。
今回はそのルックアップ検索条件について、基本的な使用例や設定方法をご説明します。
目次
ルックアップ検索条件とは
ルックアップ検索条件とは、リレーション項目を条件にあったレコードに絞り込んで検索できるようにする機能です。
例えば、参照関係にある「取引先」と「取引先責任者」項目の2つを入力するオブジェクトがあるとします。
取引先責任者項目にルックアップ検索条件を設定しておけば、先に取引先項目を選択した後、その取引先に所属する取引先責任者のみが取引先責任者項目の検索リストに表示されます。
そのため、簡単に対象の取引先責任者を探し出すことができます。
設定方法
続いて、ルックアップ検索条件の設定方法についてご説明します。
今回は、「取引先」項目と「貴社責任者(取引先責任者を参照)」項目を持つ「見積」オブジェクトを使用し、「取引先責任者」項目で検索できるのは選択した「取引先」に所属するユーザーのみになるよう設定していきます。
①画面右上のギアアイコンを押下し設定画面を開く
②オブジェクトマネージャーを押下
③ルックアップ検索条件を設定するオブジェクトを押下
④「項目とリレーション」を押下し、ルックアップ検索条件を設定する項目を押下
(今回はあらかじめ作成した貴社責任者(取引先責任者を参照)項目にルックアップ検索条件を設定します)
⑤「編集」を押下後、ルックアップ検索条件セクションで以下のように設定し、「保存」を押下
使用例
ルックアップ検索条件では、あらゆる条件で絞り込みを行うことができます。
例として、以下のような条件でリレーション項目の絞り込みを行うことができます。
・「承認者」で選択できるのは、「プロファイル=営業部長」のユーザーのみ
・「販売商品」で選択できるのは「有効=true」の商品のみ
・「顧客」で「プロファイル名=家電担当」のユーザーが選択できるのは、「業態=家電大型専門店」の取引先のみ
まとめ
今回はルックアップ検索条件についてご説明しました。
ユーザーの入力時間短縮や入力ミス防止につながる便利な機能ですので、積極的に使用していきましょう!
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