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Tableau(タブロー)とは

2024.7.10

Tableauは一言で言うと、膨大なデータを人間が理解しやすいように可視化(視覚化)するツールです。
Excelでは扱えないような大量のデータでも、ドラッグアンドドロップなどの簡単な操作で様々な形式に視覚化することができる、BIツールと呼ばれるものの1つです。

今回は、「タブローって何?」「どんなことができるの?」という人向けにTableauの概要や利便性についてご紹介していきます。

目次

BIツールの代表的製品「Tableau」

そもそもBIツールとは?

BI(Business Intelligence:ビジネス・インテリジェンス)とは、蓄積している大量のデータを収集、加工し、分析することで、企業の意思決定に役立つ知見を得るための手法を指します。

エンジニアやデータ・アナリストといった専門家でなくても、簡単にデータを加工・レポート作成・分析まで行うことができるのが「BIツール」と呼ばれる種類のアプリケーションソフトウェアです。

Tableauの位置づけ・特徴

BIツールの中でも世界的に高いシェアを誇るTableauは、長年BIツール市場のリーダー的存在として業界を牽引してきました。

他のBIツールと比較し、Tableauは数クリックで容易に操作できるなどの非常に直感的なデータ視覚表現を持つことや、洗練されたダッシュボードと強力なデータ分析機能を提供していることが特徴です。

また、Excelからデータベースまであらゆるデータソースに繋がり、非常に速い速度で分析が行えることも高く評価される理由となっています。

Tableauの機能

様々なデータベースに接続可能

Tableauには豊富なデータコネクタが用意されています。

データベースをはじめ、Googleアナリティクス、Google BigQueryなどGoogleサービスとの連携も簡単に行うことができます。

異なる複数のデータソースを関連付けることもできるため、分析の可能性を広げてくれます。

最適なビジュアライズを見つけられる

豊富な表示形式が用意されており、分析の内容に合わせて理想的な表現を、簡単な操作でビジュアライズすることができます。

ビジュアライズ例

インタラクティブなダッシュボード機能

Tableauの強みの1つであるダッシュボード機能は、クリックするだけで情報を絞り込んだり、ドリルダウンしたりなど、自分の見たいダッシュボードに変化させることが可能です。

Excelなどの場合、前もって分析の軸を決めておかないとビジュアライズを作れない、違う軸で深堀りしたい場合は改めて作り直しが必要、といったことがありましたが、Tableauの場合は操作しながらインタラクティブに分析の角度を変えインサイトを発見することが可能です。

さらに計算式、パラメーターなどユーザーがカスタムできる機能が多数用意されているため、自由度の高い分析を実現します。

データの自動更新

定期的にモニタリングするようなデータがある場合は、Tableauが提供しているサーバー製品を併用することでサーバーでの自動更新が設定できるため、ルーチン作業を自動化することができます。

データの更新スケジュールを組めば、自動でデータベース内の最新のデータを保つことが可能です。

他者へのデータ共有

Tableauで作成したダッシュボードをWeb上でチームや部署、社内全体などに共有でき、閲覧権限の選択も可能です。

Tableauの製品構成

Tableauには利用目的に合わせて様々な製品が用意されています。

全ての中核となる製品に「Tableau Desktop」があり、Tableau Desktopはデータビジュアライズの作成や、サーバー製品への「パブリッシュ」を行える唯一の製品でもあります。

Tableau Desktopのみで1ユーザーから利用を始められますが、社内の複数人、または部門をまたいだ共有を前提とするならサーバー製品の導入も検討することになるかと思います。

学習コンテンツ

トレーニングビデオ(無料)

Tableau社が提供している無料の学習用動画です。(2024年6月現時点で英語版のみの項目あり)

その他の方法

Tableauはそれぞれの製品で14日間の無料トライアル版を提供しており、機能制限は無く全ての機能を使用できます。

実際に手を動かし、画面の動きを確認しながら学習することが可能です。

おわりに

「ビッグデータ」や「データドリブン」といった言葉を耳にすることが増え、多種多様なデータのビジネス活用が加速する中、企業が保有・蓄積するデータも大型化していると考えられます。

データを用いて、迅速かつ精度の高い意思決定を行うためにはツールの活用が欠かせなくなっており、その中でも世界中に利用者の多いTableauの需要は今後も高まっていくことが予想されます。

この記事が、少しでもTableauに興味を持つきっかけとなれば嬉しいです!

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