社員の日常

新年度を迎えて

こんにちは。

昨年、新卒9期として入社したナカモトです。

入社してもう1年が経ってしまったらしく

時の流れの早さを実感しております。

最近、新年度を迎える季節ということもあって

部屋を大掃除していたところ

小学生の頃に夢中で読んでいた

「子ども ことわざ辞典」という本を発見しました。

この本の中では、意味や成り立ちだけでなく

小学生の考えた用法や自作のことわざなどが載っていて

ことわざを楽しく学ぶ良い仕掛けが

たくさんあったんだなと感じていました。

そうして小学生の頃を懐かしみながら読んでいたところ

ふと、あの頃とは違う、

大人になった今の目線で見たことわざは

大変興味深いということに気づいたのです。

あの頃は漠然と「そういうものか」と思っていたことわざが

十数年の間、見聞きしたことや体験したことを通して見ると

より強く共感するもの、あるいは

あの頃とは違ったものへと変化していると感じました。

今回は、その中でも

特に印象に残っていたことわざを紹介したいと思います。

 

・楽あれば苦あり、苦あれば楽あり

このことわざは

幼い頃に母がよく言い聞かせてくれていたものです。

本来の意味としては

人生にはいい時も悪い時もあるものだというらしいですが

幼き頃は、私が怠けている時に

今やっとかないと後で大変なるよ?

といった脅し文句として使われており

それに対して

じゃあ後で[苦]するから今[楽]しますー!

と屁理屈無双していた記憶があります。

そういえば最近も

仕事の中で「後でやるか」

と思っていたタスクの期限が迫ってきた時に

別件で急な対応が求められてしまい

あたふたして大変だったことを思い出しました。

今やらないと後で大変になる

というのももちろんですが

後になった時に急に状況が変わってしまう可能性を考慮して

今でできることは今やっといた方がいいなと反省しました。

 

・読書百遍、義自ずから現る

このことわざの意味としては

最初はわからない事柄でも

何度も読んだりしているうちに

自然と意味がわかるようになってくるというものだそうです。

当時は、なんかよくわからんけど

漢字多いしちょっと長いし

みんな知らなそうだから覚えてやろう!

と逆張りしてこのことわざを覚えていました。

ただ、今になってみると

IT未経験で入社し研修を受ける中で

最初は全くといっていいほどわからなかったものが

気づけば今では多少会話できる程度には理解できているので

義が自ずからあらわれてきたんだなと感心しております。

もちろんまだまだ学ぶべきことはたくさんありますが

このことわざの通り

何度も何度も繰り返すことを

大切にしたいなと強く思いました。

 

・天は二物を与えず

人には良いところもあれば悪いところもある

という非常に有名なことわざですが

これは嘘です。

正直全く共感できません。

メジャーリーグでプレイしてる大谷翔平選手や

イタリアのリーグで活躍している石川祐希選手など

何物与えられてるんだ

という人が時折出現してくるのが世の常です。

さらに過去でいえば

万学の祖と呼ばれるアリストテレスや

万能の人とまで言われるレオナルド・ダ・ヴィンチなど

枚挙にいとまがありません。

もしかすると

「天は二物は与えず、されど三物以上はたまに与えます」

が本来の姿なのかもしれません。

しかしそう言われる方々も

天から与えられたものだけではなく

努力してその能力を身につけたということは

間違いありません。

とりあえず、私は

この世に生を受けたことを強引に一物とカウントするとして

もう1つくらい何か得られるように

日々精進したく思います。

 

みなさんも

よく耳にすることわざや慣用句などの故事成語を

もう一度ゆっくり捉え直してみると

新たな考えと巡り合い、意外と面白いと感じるかもしれません。

 

以上、最後までお読みくださりありがとうございました。

なお、このブログ記事作成は後回しにしてしまいました。

喉元過ぎれば熱さ忘れるです。