プロファイルの作成

続いて、プロファイルの作成方法について説明します。
上記でも述べたように、Salesforceによってあらかじめ作成されている「標準プロファイル」は
権限の編集ができないため、そのままユーザへ割り当てることは望ましくありません。
そのため、「カスタムプロファイル」を作成してユーザへ割り当てることが推奨されています。

画面右上の歯車マークから「設定」を開く

クイック検索ボックスに「プロファイル」と入力し、プロファイルを押下

「新規プロファイル」を押下

「既存のプロファイル」でコピーするプロファイルを選択し、
「プロファイル名」に任意のプロファイル名を入力後、「保存」を押下
今回は、全ての標準またはカスタムアプリケーションにアクセスできるSalesforceライセンスを持つ、
「標準ユーザ」プロファイルをコピーして「テスト」ライセンスを作成します。

「テスト」プロファイルが作成できました。

プロファイルの編集

続いて、作成したプロファイルの権限を編集します。
編集できる項目は多岐にわたりますが、今回は使用頻度の多い「割り当てられたアプリケーション」の設定方法を説明します。
※他の項目の詳しい設定については、別の記事でご紹介します。

※以下では、「拡張プロファイルユーザインターフェース」を有効化した状態の画面で説明しています。
設定画面のクイック検索ボックスに「ユーザ」と入力して「ユーザ管理設定」を押下し、
「拡張プロファイルユーザインターフェース」を有効にすることでUIを切り替えることができます。

設定画面から「プロファイル」を押下し、編集対象のプロファイル名を押下

「割り当てられたアプリケーション」を押下

「編集」を押下

「見積管理」の「デフォルト」ラジオボタンを押下し、
それ以外のアプリケーションの「参照可能」チェックボックスのチェックを外してから
「保存」を押下

ユーザへのプロファイルの割り当て

プロファイルは作成・編集するだけでは意味がなく、作成したプロファイルはユーザへの割り当てが必須です。
上記で作成した「テスト」プロファイルを新規ユーザへ割り当てる方法を説明します。

「設定」→「プロファイル」から上記で作成・編集した「テスト」プロファイルを選択し、
遷移先の画面で「割り当てられたユーザ」を選択します。

必須項目を入力します。
ライセンスは、「テスト」プロファイルを作成したときに設定した「Salesforce」、プロファイルは「テスト」を選択します。

上記で設定した権限を持つ、「テスト」プロファイルのユーザーを作成できました。

プロファイル設定のベストプラクティス

プロファイル設定のベストプラクティスは、
プロファイルで最小権限を付与し、
権限セットや権限セットグループで追加の権限を付与することです。
そうすることで、プロファイル作成の頻度を減らしつつ、
権限の付与・剥奪を簡単に素早く行うことができます。
権限セット・権限セットグループの説明は別の記事でご紹介します。

まとめ

今回は、プロファイルについてご説明しました。
プロファイル設定では基本的に、ユーザへ割り当てる権限の管理を行うことができます。
また、オブジェクトごとに権限を設定したり、時間帯でログイン制限をかけたりすることも可能です。
プロファイル設定における各項目の詳細な編集方法については、また別の記事でご紹介します。
適切な設定で、会社のセキュリティを強化しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。