【Salesforce】何ができる?導入メリットは?ざっくり解説!
2024.4.23
全世界で15万社以上の企業が導入しており、様々な顧客ニーズや変化する社会情勢に対応することができると、日本でも近年さらに注目を集めています。
また、SFA・CRMツール以外にもコミュニケーションツールのSlackや分析ツールのTableauなどもSalesforceが提供するサービスです。
この記事ではSalesforceの機能や特徴に加え、メリットデメリットについて紹介しています。
目次
Salesforce って何ができるの?(機能や特徴)
Salesforceでは、様々なサービスを提供しており、顧客に応じてサービスを組み合わせて利用することでより良い成果をもたらします。
それらのサービスの中から代表的な4つのサービスについて紹介します。
Sales Cloud(営業支援/SFA)
CRMツールとSFAツールが合わさったサービスです。
営業担当者個人のみ知りえた顧客情報や案件情報を記録・一元管理することで案件の履歴や進捗の共有・分析が可能です。
そのため、担当者が変わったとしてもスムーズに引き継ぎができたり、案件のアドミ業務にかかる時間を短縮できるなどさまざまな業務効率化に貢献してくれます。
他にもフローによるビジネスプロセスの自動化やレポート&ダッシュボードを用いたデータの見える化など多くの機能があります。
Sales Cloudにかかるコストは以下のようになっています。
ライセンス名 | ライセンスの内容 | 月額費用(2023/9時点) |
Essentials | 難しい設定が一切不要な小規模チーム向けの顧客サポート | 3,000円 |
Professional | あらゆる規模のチームに対応できる CRM | 9,600円 |
Enterprise | 自社に合わせてカスタマイズができるCRM | 19,800円 |
Unlimited | CRM機能とサポートを無制限に使用できる | 39,600円 |
Service Cloud(カスタマーサポート)
コールセンターやカスタマーサポート等の業務効率化を図るためのクラウドサービスです。
あらゆるケースや顧客とのやり取りに関する情報、過去のログにアクセスしやすい環境を管理してくれます。
また、オムニチャネルルーティングによりメールやチャット、電話など様々なチャネルの対応が可能です。
Service Cloudにかかるコストは以下のようになっています。
ライセンス名 | ライセンスの内容 | 月額費用(2023/9時点) |
Essentials | 難しい設定が一切不要な小規模チーム向けの顧客サポート | 3,000円 |
Professional | あらゆる規模のチームに対応できる CRM | 9,600円 |
Enterprise | 自社に合わせてカスタマイズができるCRM | 19,800円 |
Unlimited | CRM機能とサポートを無制限に使用できる | 39,600円 |
Salesforce Platform(アプリケーション開発/実行/運用)
アプリケーションの開発・実行ができるクラウド型プラットフォームです。
ノーコード・ローコードでアプリの開発やカスタマイズが行え、業務の自動化が比較的簡単に行えるため、コスト効率の改善に寄与します。
また、AIを搭載したアプリの作成や外部サービスとの連携も簡単に接続できるなど開発・運用効率向上のための機能が充実しています。
Salesforce Platformにかかるコストは以下のようになっています。
ライセンス名 | ライセンスの内容 | 月額費用(2023/9時点) |
Starter | ユーザ1人当たり10オブジェクトにアクセスできるアプリケーションの開発 | $25(USD) |
Plus | ユーザ1人当たり110オブジェクトにアクセスできるアプリケーションの開発 | $100(USD) |
Unlimited | 無制限で機能とサポートの使用ができる | 要問い合せ |
Marketing Cloud(マーケティング支援/MA)
マーケティング自動化ツールです。
メール、デジタル広告、SNS等多様なマーケティングチャネルに対応しており、一元化された顧客データをもとに顧客個人個人に合わせたコミュニケーションをデジタルチャネルを使い分けて行うことができます。
また、他サービスと同様にリアルタイムにデータを取得することができるため、その一瞬のデータを活用しマーケティングの改善をすることができます。
その他機能
サービス名 | 内容 |
Commerce Cloud | ECサイトの構築/運営管理 |
Data Cloud | Salesforce独自のデータ基盤 |
AI Cloud | CRM向けに構築されたAIクラウド |
MuleSoft | API連携による統合型プラットフォーム |
Tableau | 分析プラットフォーム |
Slack | コミュニケーションプラットフォーム |
Net Zero Cloud | 温室効果ガスに関する追跡・分析・報告活動を支援するサービス |
AppExchange | Salesforce用のビジネスアプリケーションストア |
メリット
Salesforceを導入して得られるメリットは主に以下のものが挙げられます。
・サービスの充実性
多くのサービスがあることに加え、アプリケーションを開発するためのプラットフォームがあるため、自社の目的にあったサービスを利用できる。
・SaaS型のクラウドサービス
すべてのサービスがクラウド上に存在するため、インターネットに接続できれば、どこでもサービスの使用ができる。
・顧客情報を一元管理
各部署で取得した顧客情報を集約し、一元管理できるため、情報の共有が容易に行える。
・リアルタイム分析
リアルタイムのデータ分析もできるため、問題点の把握が即時に行える。
・セキュリティ
MFA(多要素認証)やIPアドレスによる制限なども採用されておりセキュリティも高度である。
デメリット
Salesforceを導入するデメリットは主に以下のものが挙げられます。
・コスト
ランニングコストがかかるため、導入前の費用対効果の計算が不可欠である。
・多機能
機能が多く、十全に使いこなすには時間がかかる。
・成果
初めにデータの蓄積が必要なため、すぐに成果が出るわけではない。
まとめ
Salesforceはうまく機能を使いこなすことができれば、人件費削減・業務効率化につながります!
導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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