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【Salesforce】入力規則 とは?概要や設定方法を解説!

2024.11.12

Salesforceでは多くのデータをたくさんのユーザーに入力してもらいます。
入力はそれぞれのユーザーに手動で行ってもらう必要があるため、誤って無効な値が入力される恐れがあります。
そのような状況を回避するために利用したいのが、「入力規則」の機能です。
今回はSalesforceの入力規則について、その概要と設定方法、注意点についてご説明します。

目次

入力規則とは

「入力規則」とは、不正な値を入力させないよう、入力値を制限するための機能です。
例えば、

  • 発行日を入力する際、明日以降の日付の入力は不可
  • 数量を入力する際、999以上の値は入力不可
  • 承認者を選択する際、部長プロファイルのユーザー以外は選択不可

などのように設定し、エラーメッセージを表示させることができます。

作成方法

続いて、入力規則の作成方法についてご説明します。
「数量は1以上999以下の数値のみ入力可能」という入力規則を作成します。

画面右上のギアアイコンを押下し設定画面を開く

「オブジェクトマネージャー」を押下

入力規則を作成するオブジェクトを押下
(今回はあらかじめ作成した「見積明細オブジェクト」に入力規則を作成します。)

遷移先の画面で左側を一番下までスクロールし、「入力規則」「新規」を押下

ルール名・説明欄を入力し、「有効」チェックボックスをオンにする

エラー条件数式を入力し、「構文を確認」を押下して入力した条件数式に誤りが無いかを確認
※条件数式=Trueの場合に入力規則が働くことに注意
※「項目の挿入」、「演算子の挿入」、「関数」で条件数式を楽に入力できます

エラーメッセージを入力、エラー表示場所を選択し、「保存」を押下

数量の入力値を制限する入力規則を作成することができました!

以下のようにエラーメッセージが表示され、レコードを保存することができない状態になります。

注意点

入力規則を作成するうえでの注意点には、以下のようなものがあります。

  • Apexクラスやデータローダなどでも、データ操作をする際は必ず入力規則が適用される。
  • 条件式=Falseの場合にエラーを出すのが一般的だが、Salesforceの入力規則では条件式=Trueの場合にエラーを出すように記述する。
  • レコードを保存するまでの実行順序は以下の通り。
    1. レコードトリガフロー(レコード保存前に実行されるように設定したもの)
    2. Beforeトリガ
    3. 入力規則
    4. 重複ルール

まとめ

今回は、Salesforceの入力規則についてご説明しました。
データの質を向上させるために、積極的に使用していきましょう!

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