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JJUG CCC 2024 Spring に参加してみた!

2024.7.31

こんにちは!バックエンドエンジニアの Yui です。
2024年6月に新宿で行われたJJUG CCC 2024 Springというオフラインのテックカンファレンスに参加してきました。
こういったイベントの参加は初めてだったので、感想を中心にレポートをまとめていきます!

目次

JJUG CCC 2024 Spring とは?

JJUGとは、日本Javaユーザーグループ(Japan Java User Group)の略で、日本最大の Java コミュニティです。この JJUG が主催する、Java の1日コミュニティカンファレンスイベント(Cross Community Conference)のことを JJUG CCC といいます。JJUG CCC は毎年2回、春と秋に行われ、私は今回2024年の春の部に参加してきました。

会場の雰囲気

各セッションは5つのカンファレンスルームに分かれ、朝9時半から一日中実施されていました。カンファレンスルーム以外でも、通路ではスポンサーブースが出店されていたり、空き部屋では LT や座談会が実施されていたりと、会場の至る所で盛り上がりを見せていました。

ちなみに、会場での参加者は500人を超えていたそうです。

当日のタイムテーブルはこちらです!

ただ、盛り上がりすぎて逆に聞きたかったセッションが会場が満員で参加できず…ということがありました (T-T )  

次回以降は会場のスケールアップに期待です…!

参加したセッション一覧

私が参加してきたセッション一覧はこちらです。

  • 09:30 ~ 09:50 JJUG総会
    JJUG 初参加だったのでどういった活動をしているのか知りたく参加しました。さまざまな活動を知りましたが、特にJOnsen なるイベントが衝撃でした。海外や遠方から来る方々と英語のみで会話する、泊まりがけのイベントらしいです。すごい。
  • 10:00 ~ 10:45 知名度は高くないけど便利なJavaライブラリ集
    スピーカーの方自作のライブラリ(YAVI/ヤバイ)含む、4種のライブラリの紹介でした。特に自作されていた YAVI に関しては他ライブラリとのコンビネーションパターンもあり、Fluent で美しいプログラムが出来上がっていたので感動しました。次回新規プロダクトでぜひ使ってみたいです。
  • 13:00 ~ 13:20 自動アップグレードを夢見て、Amazon Q Developer使ってみた
    最近流行りの生成 AI を利用し、レガシーな Java 8 → Java 17 に自動アップグレードしたい!というものでした。結論として、ある程度は自動化できていたものの、細かいところは人間のレビュー・修正は不可欠だなという印象でした。今後の進化に期待です。
    自動テストが整備されている現場であれば、その CI/CD 結果から再度自動修正のように繰り返しができるともっと使い勝手が上がりそうです。そのテスト自体のアップグレードも必要という懸念がありますが…
  • 13:25 ~ 13:45 ビルドツールとはなにか?からはじめるGradle超入門
    タイトルの通り、Gradle に関する入門的な解説でした。しょっぱなから「公式 Document を読もう!!」という結論に至っていましたが、これには完全同意でした。Gradle はバージョンアップの度に割と仕様を変えてくる印象です…昔の記事を参照しても役に立たないことも多々経験しました。
  • 14:00 ~ 14:45 Adopting ZGC in HBase for LINE Messaging
    Java における GC の仕組みから、これまでの GC と最新の ZGC との比較、そのパフォーマンス評価の解説でした。99%tile で数msec のオーダーで評価されていて、実際のプロダクトにおけるパフォーマンスチューニングを実施する上でとても参考になりました。
  • 15:15 ~ 16:00 Javaプロファイラの信頼性とバイアスへの付合い方
    こちらもパフォーマンスチューニング関連の話です。チューニングの際に必須なプロファイラに対し、そもそものプロファイラ自体の信頼性を問いたセッションでした。この観点は私自身持っておらず、初めての知見だったのでとても驚きました。内容はある程度難しかったので復習が必須という印象でした。
  • 16:15 ~ 17:00 2024年 AI を利用した Java 開発の最新情報
    AI 関連の最新情報に始まり、具体的な Azure AI Studio を使った開発方法の解説まででした。特に AI のレスポンスに対する Assertion 方法(定量 / 定性)が肝で、毎回回答が一意に定まらない難しさを感じました。AI のレスポンスに対するテストは人間でないと難しいので、その辺りの需要が増えそうだと思ったりしました。
  • 17:15 ~ 18:00 イベント駆動アーキテクチャ導入の手引と共通の落とし穴
    イベント駆動アーキテクチャ(Fan-out構成)の導入手引きと、特有の落とし穴の乗り越え方の解説でした。実際にプロダクトで Fan-out 構成を導入していた経験があり、あのときこうしてればもっと良い設計ができたのかが知れてこの日1番自分の中に落とし込みながらセッションが聞けました。 ちなみにこのスピーカーの nrs さんはご自身の YouTube でも活動されていて、ものすごく勉強になるセッションが多いのでおすすめです。 https://www.youtube.com/@nrslib

上記以外にも、JJUG で発表された資料の一覧を登壇もされていた YujiSoftware 様がまとめてくれていました。ありがとうございます!

https://yujisoftware.hatenablog.com/entry/jjug_ccc_2024_spring

もし気になるタイトルがあればぜひスライドに目を通してみることをお勧めします(^^)

おわりに

JJUG CCC 初参加でしたが、Java の新情報を仕入れたり、奥深さを知れたり、実際のプロダクトに有効活用できそうな情報が知れたり、さまざまな面で学びの多い1日を過ごせました!今回学んだことは実際のプロダクトにも活かせるよう、より自分のものに落とし込んでいきたいですね。

ちなみに、参加後のアンケートに応えると Java の Tシャツがもらえたので、無料で参加したのにお土産までもらって帰ることになりました(^^)

次回は11月あたり?の JJUG CCC 2024 Fall になりますが、ぜひ参加してみようと思います。

それでは。

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