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【Salesforce】レコードトリガーフローとは?

2024.11.14

Salesforceを使用する際にいくつもページを移動することはありませんか?
そんなときはフローの活用がオススメです!
フローには様々な種類がありますが、今回は、その中のレコードトリガーフローにフォーカスして初心者向けにわかりやすく解説します!

目次

レコードトリガーフローとは

レコードトリガーフローは、使用頻度が高く、組織のレコードを操作する際に使用されます。レコードが作成、更新、削除されると、それをトリガー(起因)として、フローを実行できます。
また、オプション機能によりフローの実行タイミング(レコードの更新前後、将来の日時、非同期)の細かな調整が可能です。
レコードトリガーフローを活用することで、レコードの自動更新や通知の送信、プロセスの開始、一貫したデータの管理を行うことができます。

使用例
・レコードを更新して、メールなどで通知を送信できる。
・商談が成立したときに自動で契約を作成できる。

レコードトリガーフローの作成

レコードトリガーフローの大まかな作成方法をご紹介します。

①画面右上のギアアイコンを押下し設定画面を開く

②検索ボックスに「フロー」と入力し「フロー」を押下後、「新規フロー」を押下

③「最初から開始」を選択し「次へ」を押下

④「レコードトリガーフロー」を選択し「作成」を押下

⑤「オブジェクトを選択」で起因元となるオブジェクトを選択

⑥「トリガーを設定」でフローをトリガーする条件を設定

⑦「エントリ条件を設定」でトリガーする細かい条件を指定

⑧「フローを最適化」で細かいタイミングを設定

 ・高速項目更新は…
  トリガーしたレコードの更新以外のアクションを実行できない。
  トリガーしたレコード以外の作成・更新・削除ができない。  

 ・アクションと関連レコードは…
  高速項目更新のような制限はなく、他のレコードの作成・更新・削除、アクションの実行などが行
  える。

 トリガーしたレコードのみを更新する場合は、高速項目更新を選択。
 他の取引先責任者レコードの更新やメールの送信など、別の操作も行う場合は、アクションと関連
 レコードを選択。 

以上でレコードトリガーフローの開始の設定は完了です。

補足
スケジュール済みパスを追加することで、将来の日時に基づいてフローを実行できます。

実際にフローを作成してみましょう!

(例)
取引先の郵便番号が更新されたら、関連しているすべての取引先責任者の郵便番号も同じ値に更新

①オブジェクトに取引先を指定し、トリガーを「レコードが更新された」時に設定

②エントリ条件の設定で、郵便番号が更新されるたびトリガーが起動するという条件にする。

③他のレコード(取引先責任者)を操作するので、「アクションと関連レコード」オプションを選択

 補足
「高速項目更新」では、他のレコードを操作できないため、取引先責任者レコードを更新できない。

④「レコードを更新」要素を追加。表示ラベルを設定
 「フローをトリガーした取引先レコードに関連するレコードを更新」を選択することによって、
 取引先に関連している取引先責任者のレコードを更新することが可能になる。

 「関連レコードを選択」で、取引先責任者を選択

⑤全ての関連取引先責任者を更新するため、条件の指定は無し。
 取引先責任者の項目にどのような値を入れ、更新するのかを選ぶ。この場合は、取引先に入力された
 郵便番号を入れる。

フロー完成

実際に動きを見てみましょう!

取引先「BeansLabo」と関連取引先責任者「lightcafe」と「SF」の郵便番号は空です。

取引先「BeansLabo」の郵便番号を更新します。

関連取引先「lightcafe」と「SF」の郵便番号が自動で一括更新されました!

まとめ

今回は、Salesforceのレコードトリガーフローについてご紹介しました。
その他のフローについては今後の記事で詳しくご紹介していく予定ですので、そちらもぜひご覧ください!

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